『 こんな時、どこに相談したらよいのだろう?』
独身時代から助産師として働いていたわたしが、第一子を産んだ後に抱いた疑問。それが、相談室開設の原点でした。
この時代、ネットや育児雑誌には様々な育児情報があふれています。
お母さん方は多様な考え方やマニュアルのなかで、揺れ、戸惑うことも多いでしょう。
お母さんも、赤ちゃんも、みんなひとりひとりが違う存在。
体のくせも、性格も、好みも、みんな違って当たり前。もっと自分を感じてほしい。
妊娠も、お産も、子育ても、頭で考えることより、もっと体感するもの。
人という 自然のなかで生きるものとして、もっとシンプルに感じてほしい。
こころ と からだ の声に耳を澄ませてみましょう。
お母さんが自分らしく、笑って過ごすことができますように。
そんなお母さんのそばで、赤ちゃんが元気に成長していけますように。
私は、助産師という存在を「山登りの杖」のようだと思っています。
歩んでいる道がつらく苦しい時には、どうぞ杖があることを思い出してください。
少しでも こころ と からだ が軽くなるお手伝いができればいい。
いつもいつも、そう願っています。
オリーブ母子相談室 助産師 栁澤裕美
院長/助産師 栁澤裕美
Hiromi Yanagisawa
1964年1月5日 熊本生まれ
産業医科大学医療技術短期大学看護学科卒業
熊本大学医療技術短期大学助産学専攻卒業
日本医科大学付属病院 聖マリアンナ東横病院勤務
長女、長男出産後は個人病院勤務
次男出産後の2001年当院を開院
(一社)川崎市助産師会 会長
(公社)川崎市看護協会 理事
(公社)日本助産師会 会員 (8年間代議員を務める)
(公社)神奈川県助産師会 会員
(10年間理事を務める:保健指導部会長、副会長、組織強化委員長、災害対策委員)
アドバンス助産師
日本マタニティヨガ協会認定インストラクター
日本メンタルヘルス協会基礎コース修了
しばたさとみ「ベビー&ママヨガインストラクターベーシック講座」修了
北里大学看護キャリア開発研究センター「周産期メンタルヘルスカウンセラー養成講座」修了
アーユルヴェーダ認定アドバイザー
【表彰】
2013年 神奈川県公衆衛生協会会長表彰
2017年 日本助産師会会長表彰
2022年 日本家族計画協会会長表彰
2022年 神奈川県保健衛生表彰
剣道二段
サッカー観戦大好きです。
42歳でバイクの免許を取得しました!
1女2男の母。
オリーブの木について
オリーブは、ノアの方舟の「ハトとオリーブの伝説」にちなみ、地球の繁栄、平和のシンボル。
その枝葉のモチーフは国連旗にも使われるなど、世界中で多くの人々を魅了しています。
オリーブの木には様々な種類があり、その葉は必ず対となっています。葉と葉の間には小さくて白い可憐な花を咲かせる姿は、まさに二人の間に愛が芽生えるようです。
観賞だけではなく食用にもなる万能の木、オリーブ。
姿・形は木によって異なる姿も、強く美しい姿も、母親そのもののよう。それぞれの環境に適しながら、陽の光を好み、乾燥に強く、しなやかな枝が風にゆれる様が私は大好きです。
強く美しく、様々な用途に応じて柔軟に姿・形を変えるオリーブ。
母も、父も、家族のきずなもオリーブのように、その時その環境に応じて、必要なように変化していくのだと思います。